クーロンの自分語りブログ

おじさんが、昔の裏日常をつづっています。

なんで僕の事を

2-16話です。

そして翌日。

なんとメッセンジャーで発言を送ってきたのは、さき5でした。

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前回の話はこちら↑

 

部屋を散らかし放題だった川本を彼氏が怒り、人格が変わりました。

ちなみに川本は病気の事もあり部屋を片付けられません。
(「片付けられない症候群」と言う病名もあるらしいです。)

 

なので、毎日彼氏が帰宅をすると、まず部屋の掃除を始めるらしいのですが、この日は落として割れたコップをそのままにしていたらしく、かなり厳しく怒られたそうです。

 

そして、さき5が出現。

 

さき5とは暫く話す事も無いだろうと思っていたので、ちょっと焦りましたが、とりあえず、先日の川本とのチャットの内容を伝えました。

 

キスを覚えていたらしい事を言ったら、かなり焦っていましたが、上手くごまかした事を伝えるとほっとしたようです。

 

そして、面と向かっては絶対聞けない事を聞いてみます。 

 

「…素朴な疑問なんだけど、なんで僕の事好きなの?」

「え…素敵な人だからです。とても魅力的。」

 

照れる…直接聞いてたら、顔真っ赤にしてダッシュして逃げたかもしれない。

 

「川本もクーロンさんの事好きですよ。」

「友達として、ね。」

 

川本が彼氏の事をとても好きな事は知っています。
だからこそオフで会おうと思った訳だし。

 

「でも…一番好きなのは彼氏で、二番目に好きなのが家族で、三番目に好きなのがチャットの仲間だそうです。それでチャットの仲間達の中でも、クーロンさんが一番好きだそうです。」

「さき5の好きな人ランキングは?」

「一番がクーロンさんで…同居人は…3位くらいです。」

「2位は?」

「家族です。」

「なるほど。じゃあ川本とさきは順番が逆転しているだけなんだ。」

「あ、そうですね。」

「少なくとも、森君がチャットメンバーより下じゃなくて良かったよ。」

「彼はとてもいい人なので。」

「いい人なら、尚更俺より上に来そうなものだけど…」

「いい人=好きな人ではありませんよ。」

「さきは、今のままでいければ幸せなの?」

「幸せじゃないです…。」

「どうなれば、さきは幸せ?」

「あの…一方的で申し訳無いのですが…。クーロンさんと会えたら幸せです。あと…もっと外に出れたらいいなあ…と。」

 

男冥利につきる言葉です。

 

「平和的に出れるなら良いんだけどね~ショックを受けないと出れないってのはちょっと…w」

 

「そうですね…メインになりたいです。」

 

……身につまされる言葉です。

 

「権力の交代は無理なんだよね?」

「いえ…、前…さき2と、さき4が葛藤していて、さき4が勝ってメインになったので。」

「いや、それはさき1が、さき2を消したらしいよ?川本や彼氏もそう言ってた。」

「いえ。川本がメインになったので、さき1がさき2を消したんですよ。」

 

なるほど…要するに決定権は、さき1が握っていると言う事でしょうか。

 

「生きる事を止めた」さき1は、他の人格にメインの座を譲りつつもどの人格をメインに据えるかと言う事においては強大な決定権を持ち続けている。

 

こう言っては何ですが、「随分と勝手」な「人格」だなあと思います。

 

「さき5とさき6は何故発生したの?何か必要があるからだろう、との事だけど。」

「何故私が出来たのかは分からないんですよ…」

「6が出来た経緯も分からない?」

「はい。」

「さき5が発生したのはいつ?」

「えと…去年の12月か今年の1月辺りです。」

「その時期に、僕がショックを与えたって事かな?」

「え。クーロンさんのせいじゃないですよ…多分…。そもそもチャットが関係あるのか無いのかすら分からないんですよ。」

「僕が知っているだけでも、最低四回はチャットで変わってたよ^^;」

「そうですね…。」

「ごめん。そのうち3回は僕だから。」

「いえ、出れたので逆に感謝したい位ですよ。あの…迷惑かも知れませんし、お仕事の都合もあるとは思うのですが…明日会えませんか?」

 

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恐惶謹言

 

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