クーロンの自分語りブログ

おじさんが、昔の裏日常をつづっています。

終わったかと思いきや、やっぱり終わり。

1-6話です。

失意のズン底を彷徨い歩いています。

恐怖は過去からやってくる - クーロンの自分語りブログ

前回の話はこちら↑

 

カッコ悪い振られ方をした訳ですが、それきり連絡を取らなくなった訳ではなく、たまーにメッセンジャーや電話で連絡は続けていました。

 

「この前、タカシと飲みに行ったらね、帰りに道の真ん中で大の字に寝て。

『あーーー、俺は弥生の事が好きだーーーっ!』だってw

クーロンはね、こういうアピールが無かったから私に振られるんだよw」

 

「…ふーん、あっそ。」

 

「えー、もうちょっと反応してよーw」

 

(#^ω^)ピキピキ

 

別にヒマだったから良いんですが、いや、未練が全く無いかと言えばそんな事も無いかもしれない。

 

そんなある日。

 

「…タカシがね。別れようだって。

 やっぱお前とは無理かもしれない、だって。」

 

…はぁ。で、どうしろと。

 

「でも、このまま会わずに終わりにしたくないから、今日会って話してくる!」

 

…どうぞご自由に。

 

 そして翌土曜日の早朝。

 

ピンポーン♪

 

…誰だ?覗き穴を除くと…、は?弥生さんじゃん。

 

「…どうしたの?」

 

「……。」

 

無言でズカズカと中に入り込まれる。

 

…ふわっ

 

酒とタバコ臭ぇぇぇ。これ居酒屋の匂いだ。

 

そして布団に潜る。

 

あの…布団がタバコ臭くなるの嫌なんですけど。

 

「…タカシに振られちゃった。」

「…そう。」

「…本当に好きだったのに。」

 

 いや、僕は数日前、貴女に振られてんですけど。

 

「…クーロン、エッチしよっか。」

「…何言ってんの?」

「いいよ、しようよ。」

 

そんなん急に言われても用意ってもんが、

…あ、そう言えばゴムまだ残ってた…。

 

………

 

今思い返してもクズ人間ですね。僕が。

だって、朝の生理現象中だったんですもの。

 

「…女なら誰でもいいんでしょ。」

「何でだよ。」

「男に振られて落ち込んでる元カノと、普通…する?」

 

(#^ω^)ピキピキ

 

「…はぁ、でもあたしも軽いよなぁ。…もう二度としないからね。」

 

 (#^ω^)ピキピキ

 

それから数時間彼女は寝て、起きたらご飯食べに行ってさよならだったかな。

 

この頃自分と言えば何もしなかった訳ではなく、市川さん(仮名)という年上のお姉さんと仲良くなっており、1~2回飲みに行ったりしてました。

 

飲みに行っただけですよ?

 

市川さんの好みは年上のおじさんとの事で、僕はアウトオブ眼中なのですw 

 

 そんなある日、市川さんと飲みに行く約束が先にあって出かけようとした時、弥生さんからも会いたいと連絡がありました。

 

「今日は市川さんって人と飲みに行く約束があるんだよ。」

「えー、そうなんだ。あたしも一緒に飲みに行っていい?」

「え、嫌だよ。弥生さんは市川さんと面識ないじゃん。」

「いいじゃん、市川さんがどんな人か見てみたいしw」

 

 面倒くせぇなぁ。とりあえず市川さんにその旨を伝えると

 

「いいよいいよ。来るように言いなよ。」

 

意外にも了承を頂き、3人で飲む事に。

 

話のネタの中心は当然自分で。

 

「こういうところがクーロンはダメなんだよねーw」

 

とか弥生さんから散々ネタにされ、弥生さんと市川さんは意気投合している…様に見えた。

 

そして翌日、メッセンジャーで市川さんがオンラインだったので挨拶をして話しかける。

「市川さん、昨日はお疲れ様でした。」

「あ、クロちゃん。お疲れ様。」

 

それから飲みの時の雑談をしばらくした後、

「クロちゃん…あの子は止めておいた方がいいよ。」

「 …なんで?昨日はあんなに気が合ってたじゃん。」

 

「合わせてただけだよw

 なんかさぁ…男に対する態度があまりになっていないし…

 あんなのを女と思ってほしくない。

 もっと可愛くて女の子っぽい子なんて沢山いるよ。」 

 

…あんなの…。

…そうなのか?良く分からない。

 

ちなみに当日、弥生さんから市川さんと友達になりたいからメアドを教えてほしいと言われましたが断りました。

だってね、「あんなの」呼ばわりしている人と友達になりたくないだろうし。

 

それから数日後、弥生さんと会った時の事。

「あのね…、あたしクーロンの事もう一度考えてみようと思うから、一か月待ってくれないかな?一か月経ったら返事するから。」

 

なんかドラマのようなセリフですが、要するに一か月連絡すんなって事です。

 

というか、この当時めちゃくちゃ仕事が忙しくて。

某上場企業と女児向け電子玩具の仕事をしてまして、合計4つの案件にアサインされてたのです。

 

確かこの年のGWはほとんど会社に寝泊まりだった記憶。

 

そんな中で一か月はあっという間に過ぎました。

 

そんなある日、弥生さんから電話。

「クーロン、あのね、一か月考えてみる話。あたし考えたんだけどね…?」

 

「…一か月?……何だっけそれ?」

 

もうね、忙しすぎて仕事以外の事は頭から消えてたんです。

 

「…覚えてないんだ。…もういい!…バカ!!!!!」

 

ツー…ツー…。

 

「…?……あ!!!!」

 

時すでに遅し。

 

というか、本当にもう振り回されるのにどうでも良くなっていて、弥生さんとの話はこれで本当に終わり。

 

最後に何を言おうとしていたのかは分からないままです。

未練はありませんが、未だに心にひっかかっているのです。

女心の分かる方。ご意見頂ければ幸甚でございます。

 

そして、このブログで書きたいのは次のお話が本番。

 

後年、うちの奥さんがボロ泣きしたお話です。

何故奥さんに見せた(読ませた)のかは最後に語ります。

 

弥生さんとのお話はクーロンの自分語りの序章に過ぎません。

 

はてなPRO版の料金も1年分前払いしているので、ゆっくり続けようと思いますw

 

恐惶謹言

 

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