インターネットデビュー
クーロンです。
はてなブログの使い方が少しずつ分かってきました。
インターネット黎明期の時から長編で行きます。
便宜上(1-1話)とナンバリングします。
さて、皆さまご存知のインターネットと言えば、1995年のwindows95で爆発的に世に広まりました。
それまではマニアな人達だけが触れていたネットの世界ですが、プロバイダー契約してパソコンから電話をかければ誰でも使える時代に劇的進化した訳です。
…とwikiに書いてあるような事はあくまでプロローグであり、インターネットを通じて色んな人と知り合った話を書いていこうと思います。
1997年の頃だと思うのですが、当時在籍していた会社でホームページを作ろうと言う話が起こりまして、何故かネットなんて触った事のない自分が、その開設をアサインされた訳です。
そういや会社の規則なんかも作らされてましたね。
まぁ面白いから良いんですが、開発に加えて総務の仕事も振られるなんて今じゃ考えられない人事です。
とりあえずプログラマーから使い方を教わり、会社に1台だけあるインターネット用PCを使っていいよ、と言われました。ただしテレホーダイ(通信代月額)があるから夜の22時からね。
で、検索エンジンの使い方なんてものを教わり、適当なキーワードを入れてはホームページを見て楽しんでいました。
当時のゲーム事情ですが、男性向けのエロゲーはあっても女性向けは皆無の時代です。
なんで女性向けが無いんだろうと女性スタッフに聞いたところ、
「女性向けですか?じゃあ、これ読んでみて下さい!」
と言われ、BL小説2つを言われるがままに読んでみました。
ミラージュと富士見ですね。どんな物か興味ある方はググってください。
これを読んで、ゲーム作れないかなぁと妄想していたので、インターネットで調べるというのは、まさに願ったり叶ったり。
で、検索エンジンのミラージュと打ち込むと、ファンサイトが沢山ヒットします。
確か、公式ページなんて物は当時無かったと思います。あったとしても情報なんて発売情報程度。
ファンサイトの1つをクリックすると、トップページに「チャットルーム」という聞きなれないメニューが。
なんだこりゃと思いクリックすると、掲示板みたいなページが表示されました。
ログを見ると、女性二人が世間話をしているようです。
そして、名前を入力して、入室ボタンをクリック。
>クーロンさんが入室しました。
…ほお、そんで、何かコメントを残せば数時間後にそれを見た人が返事を返すわけね、とみていると
>〇〇〇:クーロンさん、こんばんわ~
…へ?何これ。まさかリアルタイムで掲示板が進行してんの?
えーと、とりあえず挨拶返すか。
>クーロン:こんばんわ~
>〇〇〇:クーロンさんはどこにお住まいですか?私はロサンゼルスです。
ロサンゼルスって、あのアメリカの???
すごいなぁ、こんな東京の薄汚いオフィスの片隅からロサンゼルスの方とお話できるんだ、しかもリアルタイムで。
もう朝の6時までずっとチャットでした。時間が経つのを忘れるとは正にこの事。
そして、それから毎日22時にはインターネットが繋がっているPCの前に座り、朝6時までチャットして、家に帰って、昼過ぎに出社して…と。この繰り返し。
一見ブラックに見えますが、開発スケジュールはグダグダだし、家に帰るより会社にいてみんなでゲームしてた人もいるくらいなので、ストレスも何も無かった平和な時代なんです。
そして、1カ月後には自分でパソコンを購入。初めてなのに自作でした。色々教わりながらね。
もうそうなると、土日も関係なくずーっとネットです。
先日の記事でヤラハタを公言したくらいですから、ネット越しとは言え女性と話すのは新鮮でしたし、コミュ障なので人と話すのも新鮮。
そんなある日、とある女性から「明日オフ会しませんか?」とのお誘いが。
オチを先に言ってしまうと数か月後にはこの子と付き合う事になるんですけど、当時の自分はそこまで考えて無くて、なんか面白そうだからやってみようと数時間後に会う事を了承した訳です。
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恐惶謹言