初めてのオフ会
1-2話です。
前回は、チャットにハマっていた自分がオフ会に誘われた所までお話をしました。
この辺りをもう少し書きます。
↑前回の話はこちら
その女性の名前は弥生さん(仮名)と言います。
時は金曜日の深夜、日付は土曜日です。
「今日オフ会やるんだけど、クーロンさん来てくれないかなぁ?Mさんって人と会うんだけど、2人だとなんか心配なんで。」
他愛の無い話をしている中、いきなりのお誘いです。
Mさんとチャットで話した事はないのですが、女性名だったので何が心配なのか不明でした。
「女性と2人なら問題ないんじゃない?逆に男が入る方が問題なのでは?」
「いや、それがね。Mさんは男なの。だから2人だと気マズイなーと思いまして…。」
ほほぅ…、ネカマってやつですか。
要するにチャットでは女性(ネカマ)だけど、リアル性別を告げて会う話をした、と。
そりゃあ心配だよね。それなら女性誘えばいいのに。でもその時チャットルームにいたのは僕と弥生さんの二人だった訳で。
ちなみにオフ会の場所は千葉県某市。
当時は高円寺に住んでいたので、電車で片道1時間くらい。
まぁ良いかと思い了承。
それから4時間ほど寝て、千葉県某市に向かいました。
待ち合わせ場所に少し遅れそうだったので、先にメールで連絡します。
当時はガラケーだったかな。
「はぁい、待ってますね、でも早く来て(汗)」
なんか少し焦ってる感がしましたが、電車を急がせる事はできないので、20分程遅刻して参加。
待ち合わせ場所に男女発見。
とてもドキドキしたけど、意を決して声をかけてみる。
「あの~弥生さんですか…?」
「あ、はい!そうです!クーロンさんですか?」
「はい、始めましてw」
「こんにちわ〜、弥生ですw」
「こ…こ、こ、ん、ん〜、ににに…」
…ん?
となりの男性が声を発した瞬間に微妙な空気が。
どうやら、Mさんは吃音症があるみたいです。
こりゃあ弥生さんも困る訳だw
正直くるりと振り返って帰りたかったけど、それも可哀そうなので、ぐっとこらえる。
それから喫茶店とか、他のお店に行ったりとかしましたが、だいたいの会話は僕と弥生さん中心となってしまい、たまーにMさんが入る程度。
ごめんねMさん。ゆっくり話を聞いてあげたかったんだけど時間は有限だし。
そして夕方になり解散。
Mさんのメアドは知らないので、軽い挨拶的なメールを弥生さんに送って就寝。
翌日に返事が来ていました。
クーロンさん、昨日は本当にありがとうございました!
助かりましたよ〜
クーロンさんが来るまでMさんと話してたんだけど、事ある毎にボディタッチをしてきて、マジ勘弁でしたw
ほー、なるほどねー、そんな事が。
とても大人しそうに見えた彼ですが、必死にアプローチしてたんですね。
彼女にとっては良い迷惑だったでしょうけど。
それは大変でしたね的な返事を出して終わりかと思いきや、返事が返事を呼び、2ヶ月、3ヶ月と交換メールが続きますが、その中で思いもよらない話題が降ってくるのでした。
恐惶謹言
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